今頃、日本ではソニプラあたりにカボチャのキャンディーなんかが並んでいることでしょうが、こちらでは私の見る限りなーんもありません。
ハロウィーンはアメリカのお祭りなので、日本同様イマイチな盛り上がり(ってか盛り上がってない)。日本は一生懸命グッズを売ろうと頑張ってる分、商売っ気があるってもんだ。
その代わり、Toussantがある。代わりというか、元々ハロウィーンもトゥッサンも同じ諸聖人を祝うお祭り(万聖節)。ハロウィーンは万聖節の前日、トゥッサンは当日。でもカボチャをかぶって近所の人に「呪いかおかしか選べや」と言いながら脅迫するっていう習慣はないってことなのね。
ということで、パリは今トゥッサンのバカンス真っ最中。でも仕事をしてる人はお休みなし。基本的に学校だけみたい。私の大学はお休みじゃないけど。メトロやお店に子供がうじゃうじゃいてちょっぴりウザい(親と同じく際限なく喋るし、まっすぐ歩かないから苦手だ)。
日本でいうとお盆みたいなものらしいけど、今のところ私の周りでは、殊勝にも先祖のお墓へご挨拶に…というフランス人は無し。
夏時間も終わり、太陽が沈むのが早くなって、木枯らしに吹かれながら「あ〜今年も寒すぎて引きこもる毎日がやってくる〜」とビビる私。こっちは冬が長いので、毎年恐怖(冷え性がすごいので)。
仕事の方は、日本語のプロジェクトがなくなっちまったので無事契約終了。ちょっと休みたかったのでちょうどよかったんだけど、こうして時間が出来ると何か落ち着かない。どうせ時間があっても宿題は前日にしかやんないし(三つ子の魂百まで)…。また就活がんばろー。
パリの日常:そういやハロウィーン?
Oct
パリのこばなし:変わった人たち
Oct
変わった、というほどでもないが、何だかおもしろいなーとそこはかとなく思える人たちがいる。
例えば私の相方の同僚たち。
若くしてパリにアパートを購入。イメージ的にまさにパリのヤンエグって感じぃー?なのだが、そのローンの返済のために自分のうちではご飯を食べず、友人の家で食べさせてもらってる人とか。しかも暖房代も払えないので、家の中でコート着てるらしい。ってかほとんど家に帰ってないのではないかと思う…(マイホームの意味はあるのだろうか)。
17時半に仕事を終えて帰ったのに、いきなり19時過ぎに会社に戻ってきたので、「どうしたの?」と聞くと「いやー会社で電話した方が安くつくから」と答える人。
ここだけでなく、きっと日本にもたくさんいるんだろうけど、何か小市民でとってもいいと思う。そんな人が彼氏だったらさすがにやだけど。
かくいう相方も、先日鼻のてっぺんに出来たニキビがすっかり定着してしまったので、「このままじゃやだから取ってもらう」とか言ってお医者さんに行って来た。そうしたらなぜか浮かぬ顔で帰宅。ニキビは取ってもらったらしいが、ニキビの部分を切られ、しかも縫われて非常に痛かったらしい。私が「縫ったって…それってニキビはなくなっても縫い後は残るんじゃないの?」と言ったら(正直すぎる私)。「ボクはもっと魔法みたいな方法で取ってもらいたかったのに。キー!」と怒っていた。
そんな魔法みたいな方法あるかい!少なくともフランスには(フランスの医療を信じていない)。それにしても、縫った糸でギューギュー引っ張られ、痛みに耐えた本人はえらいなーと思う。私だったら、一生ニキビと暮らす方がまだまし。
何だか楽天的っていうか、のんきっていうか、面白い人はいっぱいいるなーと感じる今日この頃でした。
パリで留学:滞在許可証更新と大学のまとめ
Oct
えっと、最近めっきりご無沙汰です。
風邪を引いて初お医者さんにかかり、3日間外出禁止をくらってました。インフルエンザのウイルスを持っている可能性がある、とのことで。Vous êtes contagieuse呼ばわり。
でもすっかり復活!
インフルエンザじゃなくてよかったー。
さて、9月末に滞在許可証が切れるということで、更新にいってきました。実はここで風邪をもらって来た。人が大勢いるところは危険です〜。
今度こそ1年もらえるかドキドキしたものの(前回は大学なのに理不尽にも半年しかくれなかったから)、念願の1年更新達成!
「来年の9月まで出ましたよ」と窓口の人に言われた時、頭の中でファンファーレが鳴った。それくらい嬉しかった〜。だってまた半年後に来るのヤダし。30ユーロ余計に払わなくて済む!
でも、幸運が続いたためか、いきなり電子辞書が「バキ!」という音を立ててぶっ壊れた…。なんか不吉な予感…(と、思ってたら本当に不吉なので考えるの止めました)。
10月に入っていよいよ大学が始まった。仲の良いお友達はみんな一緒に進級できた!あー嬉しい。でも、仲の良いフランス人の友達はほとんど進級出来ず(涙)みんな仕事しながら夕方に大学に来る、というスタイルなのでやっぱりなかなか両立は難しい。出席できない授業もたくさんあって、ハンデも大きいし。
授業に行って、久しぶりに2時間ぶっ通しディクテ(講義のノートを取ること)と、授業によっては初日にいきなりテストがあったりして、知恵熱出てます…。
本当は、去年より授業数減ったのでもっと別の学科の授業とかいろいろ取りたかったけど、仕事があるのでそれは出来なさそうで残念。生活のためだから仕方がないかー。ちゃんと進級できるようがんばろう。
とりあえず、仕事は今のまま1ヶ月更新で、これから業務を変えるのかは私の時間割と上の人の判断で決まるので、様子見ということに。1ヶ月で契約終わっちゃう気もするが、それはしょうがないこと。大学行くの止めて仕事したところで会社が私の滞在の面倒みてくれるわけでもないし。就職氷河期に散々苦労した思い出があるので、会社がどうにかしてくれる、という意識はほとんどなし。期待せずに川の流れに身をまかせ〜作戦でいくことにした(つまり、何も作戦は立てないってことか?)。
さっそく翻訳の宿題がたんまり出たので、勉強します〜。